私の大好きな写真家「星野道夫」さんの写真展が開催されている、ということで、行ってきました、長崎県美術館。
初めて星野道夫さんの写真に出会った瞬間は今でも覚えています。大学生の頃、本屋さんで偶然みかけた「SINRA」という雑誌でした。表紙の、白いもふもふのアザラシの赤ちゃんがこっちを見ていました。思わず手にとって、そのままレジへ。
こちらは、そのアザラシの赤ちゃんが表紙のものでは、ありませんが、私が保管していた古い「SINRA」です。
雑誌の見出しにもあるように、彼は不慮の事故で、撮影の旅の途中で亡くなってしまいました。
で、今回の展示のタイトルにもあるように、あれから20年。もう、そんなに経ってしまったのか、と。早いものです。
写真集もいくつか持っていますが、美術館の展示ともなれば大きなサイズの写真として見ることができるので、かなり楽しみにしていました。
写真を見て、背中が、腕が、ゾクゾクしたのは彼の写真が初めてです。見たことのある写真も多かったですが、あの大きさで見ることができるのは、展示会ならでは、です。迫力があります。広大な大地を数え切れないほどのカリブーが駆け抜けていく写真。動物たちのこまやかな表情。自然や動物だけでなく、アラスカに暮らす人たちの優しい笑顔。それらの写真からは、「星野道夫」という人がどんな人なのか、感じさせてくれます。
こちらは、彼の写真集の中でもお気に入りの1冊です。
シールで貼っているコメントが大好きです。「むかしむかし 人間は、シロクマと同じことばをしゃべっていた。」
彼の著書もたくさんあります。最近は読み返してないので、どれがどの内容だったかというのが少しあやふやですが、この「森と氷河と鯨」もお気に入りです。行ったこともない土地や会ったこともない人たち、見たことのない動物たちへの想いが広がり想像をし、その土地を訪れてみたいと願うようになってしまいました。オーロラもいいですが、紅葉する大地を見てみたい、と。
あ、まだ行けていませんが。
2,000円+消費税とお求めやすくなっております!
ぜひ、興味のある方は見に行かれてください!長崎県美術館では8月2日まで。その後、久留米でも開催されます。ちなみに今は、長崎県美術館、ジブリ展もやってます。
こんな館内スタンプラリー?をやっていました。私が回っている時に、他にスタンプ押してる人はみかけませんでしたが、夏休みに入って子供たちがやって来たら、きっと大勢スタンプ探してるに違いない、と思ってます。